また、2022-2024年度 中期経営計画と共に、2030年を見据えた、二つの長期ビジョンを策定いたします。
一つ目は、2050年ネットゼロカーボンを目標に、そのマイルストーンとして策定した「環境行動目標2030」であり、2030年までに、2018年比で温室効果ガスを70%削減することを掲げるビジョンです。植林面積の拡大や、石炭ボイラのガス転換、太陽光発電設備の設置などにより、その達成を目指します。
そして、二つ目は、2030年までに、2021年度比で、売上高を1兆円以上伸ばし、2.5兆円以上とすることを掲げるビジョンです。新製品・環境対応製品開発により3,000億円、M&A効果により3,000億円、戦略投資効果により4,000億円の売り上げ増を目指します。
このように、王子グループでは、よりサステナブルな事業運営にシフトするだけでなく、新製品・環境対応製品の開発や、海外を含む有望市場、新規市場への事業拡大等により、更に、森林資源を活用した製品をお届けすることで、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていきたいと考えています。
続いて、王子グループ人財理念について、触れたいと思います。この理念では、以下の5つの実践を求めていますが、「経済と道徳の一致」という創業の精神を踏まえ、筆頭には、いかなる時も「高い倫理観」を持ち続けることを掲げています。
「高い倫理観」を持つ人財を採用し、この理念を体現する人財に育成していくことが、王子グループの企業価値の持続的向上のために、必要不可欠であると考えています。
王子グループ 人財理念
- 高い倫理観
- 経営理念・経営戦略の理解と実践
- 変革意識と挑戦
- 自己研鑽と組織の成長への貢献
- 世界を意識した行動
王子グループは、150年の歴史の中で、環境変化や事業構造転換に対応するため、数多くのM&Aを経験しており、また、現在では、海外従業員比率が50%を超えるグローバル企業であり、互いの文化・風土を尊重し、醸成し、受容する文化を持っています。このような文化を持つことができているのは、王子グループの従業員一人ひとりが、核となる価値観に共感し、その気持ちを共有しているからだと考えています。
核となる価値観は、「経営理念」「存在意義(パーパス)」「人財理念」などになりますが、これらに共感できることが、王子グループで働くための必須の条件だと思っていますし、共感いただける方と、共に、領域を超えて、挑戦をしていきたいと思っています。
王子グループの核となる価値観に共感していただける方は、是非、当社に応募してください。共に、王子グループで働き、中期経営計画や長期ビジョンを実現させ、王子グループの次の150年の礎を築きましょう。
この企業に入社して良かった、と思えるには、核となる価値観に共感できる企業で働くことが何より重要です。
学生の皆様におかれましては、就職活動と、学業との両立で、とてもお忙しい状況だとは思いますが、核となる価値観に共感できる企業に出会えることを、心より祈念しておりますし、その企業が王子グループであれば、これよりうれしいことはありません。