HISTORY OF OJI GROUP
王子グループの歴史
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渋沢栄一により設立
1873年、渋沢栄一は「製紙および印刷技術は文明の源泉」と述べ、抄紙会社(現在の王子ホールディングス)を設立しました。渋沢は当時、紙を国産で供給することで、人々の知識を高める書籍・新聞の普及を志しました。王子グループは、渋沢の精神、すなわち「企業が追求する利益は社会に資するものであるべき」という考えを現在も受け継ぎ、その考えは「革新的価値の創造」「未来と世界への貢献」「環境・社会との共生」という3つの経営理念にも落とし込まれています。
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変革の歴史こそ成長の歴史
会社設立後も、王子グループは時代の流れの中で、また世の中のニーズが変化する中で、その時代の社会的課題に向き合い、国内の経済・社会の発展に寄与するとともに、常に「変化」を察知し適応する力を組織として育んできました。激しい環境の変化に対応し生き残るため、様々な企業との合併がありました。その過程で、互いの文化を尊重しあい、結果として多様性のある人材の確保と柔軟な人材を育てる土壌が作り出され、「変革」を遂げることを歓迎する風土が根付いています。
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王子製紙から
王子ホールディングスへ特に近年では、「変革」が求められる転機が何度も訪れています。2000年代に入り、紙製品の国内市場が縮小していくことを受け、王子グループは事業構造転換に取り組んできました。2012年のホールディングス体制への移行も、その1つです。当時の王子製紙は、「紙」事業からの多角化に向け、事業構造転換へ舵を取っていく大きな決意を胸に、組織として強い意識づけを行うため、ホールディングス体制へ移行しました。それ以降、紙からの多角化、国内から海外へ、成長分野・地域へスピーディーにシフトすることで、持続的な成長につなげています。
BUSINESS SUMMARY
事業概要
産業資材カンパニー
主要な事業
段ボール原紙・加工、白板紙、紙器、包装用紙、製袋
売上高
7,805億円
営業利益
▲12億円
生活消費財カンパニー
主要な事業
家庭紙、紙おむつ
機能材カンパニー
主要な事業
特殊紙、感熱紙、粘着、フィルム
売上高
2,199億円
営業利益
155億円
資源環境ビジネスカンパニー
主要な事業
パルプ、エネルギー、植林、木材加工
売上高
4,238億円
営業利益
685億円
印刷情報メディアカンパニー
主要な事業
新聞用紙、印刷、出版用紙、情報用紙
売上高
2,810億円
営業利益
▲48億円
コーポレートマネジメントグループ
シェア―ドサービス会社
主要な事業
不動産、エンジニアリング、商事、物流、その他
売上高
3,181億円
営業利益
84億円
LOOK AT THE NUMBERS
数字で見る王子グループ
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設立
1873年
王子グループの起源は、近代日本経済の祖・渋沢栄一の提唱による抄紙会社設立にまで遡ります。設立以降、約150年にわたり、人々の暮らしと生活を支え続けています。
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国内順位
0位
・134億ドル
・2021年の紙・パルプ関連売上高
(出所)日本製紙連合会
(資料:Paper 360゜) -
世界順位
0位
・134億ドル
・2021年の紙・パルプ関連売上高
(出所)日本製紙連合会
(資料:Paper 360゜) -
売上
1兆4702億
(2021年度実績)
1兆6900億
(2022年度実績)
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営業利益
780億
(2022年度実績)
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海外売上比率
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総従業員数
0,745名
うち海外21,653名
(2023年3月末現在)
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社有林面積
500千ha
東京都と埼玉県に相当する大きさです。
日本国内の社有林面積は、民間企業1位です。