新たに、2025-2027中期経営計画を策定し、2027年度 ROE(当期純利益÷自己資本)8.0%を経営指標として掲げており、そのための営業利益目標は、2027年度 1,200億円としています。この経営指標や営業利益目標の達成のために、ネットD/Eレシオ(負債÷自己資本)は、1.0倍以内を遵守し、財務の健全性を保ちつつ、既存事業の強化、事業ポートフォリオの転換、進化のための研究開発を対象に、戦略的に投資を行っていきます。また、配当性向(2025年度以降)を50%にする等、株主への還元も強化する方針です。
中期経営計画と併せて、10年後を見据えた長期ビジョン2035を策定しており、そのスローガンとして『サステナビリティへの貢献』を掲げています。
私たちは、脱プラ紙素材をグローバルに提供・拡大したり、リサイクル事業を拡大すること等で、サステナブルパッケージを拡大し、また、医薬品、バイオエタノール、バイオマスプラスチック・フィルム、バイオマスレジスト等の木質バイオマスビジネスを中核化させることで、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブ、カーボンニュートラルを推進してまいります。
なお、カーボンニュートラルに向けては、さらに長期的な視野で、環境行動目標2040を掲げています。非化石エネルギーの利用拡大、石炭使用量ゼロ等によりGHGガスの排出量を削減し、また、世界中に広がる王子の森の保全や拡大により、GHGガスを吸収固定し、2040年度には、カーボンニュートラルを達成する計画です。
このように、当社の製品群の持つ特長を活かして、森林資源を活用した製品をお届けすることで、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かし、サステナビリティに貢献することこそが、王子グループの「パーパス」であり、我々、王子グループ従業員一人ひとりが、なぜ、ここで働くのかの理由でもあります。
続いて、王子グループ 人財理念について、触れたいと思います。この理念では、以下の5つの実践を求めていますが、「経済と道徳の一致」という創業の精神を踏まえ、筆頭には、いかなる時も「高い倫理観」を持ち続けることを掲げています。
「高い倫理観」を持つ人財を採用し、この理念を体現する人財に育成していくことが、王子グループの企業価値の持続的向上のために、必要不可欠であると考えています。
王子グループ 人財理念
- 高い倫理観
- 経営理念・経営戦略の理解と実践
- 変革意識と挑戦
- 自己研鑽と組織の成長への貢献
- 世界を意識した行動
王子グループは、150年を超える歴史の中で、環境変化を見据え、事業ポートフォリオを転換するため、数多くのM&Aを経験していること等から、様々な出身会社の方がいます。また、海外従業員比率が約6割のグローバル企業でもありながら、互いの文化・風土を尊重し、醸成し、受容する文化を持っています。
このような文化を持つことができているのは、王子グループの従業員一人ひとりが、核となる価値観に共感し、その気持ちを共有しているからだと考えています。
核となる価値観は、「経営理念」「パーパス」「人財理念」などになりますが、これらに共感できることが、王子グループで働くための必須の条件だと思っていますし、共感いただける方々と、共に、様々な挑戦をしていきたいと思っています。
王子グループの核となる価値観に共感していただける方は、是非、当社に応募してください。共に、王子グループで働き、長期ビジョンを実現させ、王子グループの次の150年の礎を築き、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていきましょう。
この企業に入社して良かった、と思えるには、核となる価値観に共感できる企業で働くことが何より重要です。
学生の皆様におかれましては、就職活動と、学業との両立で、とてもお忙しい状況だとは思いますが、核となる価値観に共感できる企業に出会えることを、心より、祈念しておりますし、その企業が王子グループであれば、これよりうれしいことはありません。