技 術

坂本 和之
王子イメージングメディア 開発部
2012年入社
生命農学研究科 生物圏資源学専攻

現在の仕事

感熱紙の開発に携わっています。感熱紙はコンビニやスーパーのレシート、弁当等に貼付する食品ラベル、チケット、宅配便ラベル、医療用画像診断など様々な所で使われており、用途によって求められる品質が異なります。顧客のニーズに応じた品質設計や、新規市場開拓のため、新規材料の探索や塗料配合の検討などに取り組んでいます。また、工場部門と協力して、既存製品の操業性改善やコストダウン、トラブル対応も行います。

キャリアパス

2012年4月〜 研究開発本部 基盤技術研究所(東雲)
配属前工場研修
2012年7月~ 研究開発本部 機能材研究所(尼崎)
感熱紙の開発
2014年7月~ 神崎工場 研究技術部
フィルムグループ
2015年7月~ 神崎工場 研究技術部
紙グループ
2017年7月~ 本社部門 開発部(尼崎)
感熱紙の開発

入社の動機

大学で林産化学を専攻しており、紙パルプやセルロースナノファイバーについて学ぶ中で、王子グループが得意とするバイオマス資源の活用に魅力を感じました。紙には多様な付加価値を与えることができ、機能面や価格面で電子媒体とは代替の効かないモノづくりを目指したいと思っています。

仕事のやりがい

赤黒2色感熱紙の開発に携わりました。感熱紙といえば、レシートやファックスの黒文字の印象かも知れませんが、本製品は熱のかけ方で赤色にも黒色にも発色させることが出来ます。開発中に苦労したのが、赤発色に黒が混じらないように色分離させることです。顧客の求める鮮やかな赤色に発色させるため、当社独自の「マイクロボール」という染料加工技術を用いて品質設計を行いました。テーブル実験から、中規模試作、実機試作、顧客での評価、品質の修正を何度も繰り返し、納期までラストチャンスの試作品でようやく品質合意に至ったことが記憶に残っています。今では生産操業性や品質も安定し、私の関わる機会は減りましたが、市場で使われているのを見かけると、ついつい手に取ってしまいます。工場で働いていると、自分の関わった製品がどんどん市場に出て行っていることが直に感じられ、会社の損益に直結する仕事ができることにやりがいを感じます。

今後の目標・挑戦したいこと

新規設備の立ち上げに携わりたいです。既存製品でも設備がかわれば、塗料配合の修正が必要なことや、時には操業トラブルもあることから、多くの知識を身に付けられると思います。また、グローバルに展開する当社の海外法人でも働きたいです。国内工場にはないマシンや塗工設備があり、得難い経験を積めるものと考えます。

就活生へのメッセージ

王子グループでは工場、本社、研究所、海外事業所など様々な部署で経験を積むことが出来ます。異動に転勤を伴う場合でも、寮や社宅が多くの拠点に完備されています。また、働き方改革の推進や、育児支援の充実も図られており、個々人の状況に応じた働き方が可能になってきたと感じます。就職活動で自分のやりたい仕事を考えることは必要ですが、自分にとって働きやすい会社かどうかも大切な要素と思います。

オフの過ごし方

家庭菜園が好きで、春から秋にかけて野菜を育て、冬は翌年に向けて土づくりをしています。毎朝水をやり、少しずつ大きくなる苗を観察して楽しんでいます。また、春に子どもが生まれる予定のため、最近は家の整理や、育児グッズの準備を進めています。つわりの影響で運動不足になりがちな妻との散歩も休日の日課です。